失敗しない家づくり:第六話
Q. 人生最大の買い物はなんですか?
最近の私が投げかけている質問です。
多くの方々が「家です」と答えてくれます。
実は私もそう思っていました。
人生最大の買い物だから「大切に家づくりをしよう」って思っていました。
それはそれで大切なのですが。
でもよくよく考えると、仮に家の価格が2000万円として、全額借入で金利3%の
住宅ローンを35年返済で組んだ場合の、総返済額は約4000万円になります。
ということは、2000万円の家と4000万円の住宅ローン、
住宅ローンが人生最大の買い物
であることは誰の目にも明らかです。
にも関わらず、家づくりに時間と労力をかける人はたくさんいるのに、住宅ローンを熟知
している人は、家を建てたい人はもちろん、我々家づくりのプロと銀行マンを含めても、
ほとんどいないのが実態です。
この話ではそんな住宅ローンの賢い選び方をお教えします。
現在日本には
4000種類以上の住宅ローン
があって、どれを選べばよいのか迷ってしまいますが、大きく分けるとたったの2種類です。
固定金利と変動金利
この2種類しかありません。
どちらも選択可能ですし、必要なローンですが、この二つには決定的な違いがあります。
借入期間中全く支払い金額が変わらないもの
「金利固定型」
と、数年ごとに支払い金額が変わるもの
「金利変動型」
です。
二つの住宅ローンを金利局面によって両方を乗り換えられればベストなのですが、どちらか
一つしか選べないのが住宅ローンの厄介なところです。
次に固定型と変動型、どちらをどんなタイミングで選んだらいいのかをお教えします。
長期的(3~10年以上の期間)に見て、金利上昇局面では長期固定金利。
長期的にみて、金利下降局面では変動金利。
この二択しかないのです。
そして
金利上昇局面での家づくりは即決
することです。
ダラダラ先延ばししているうちに、金利が上昇して損をしてしまいます。
具体的に試算してみましょう。
借入金額3000万円の場合、
金利3%で35年返済だと、総返済額148,490,768円
同じく金利4%で35年返済だと、総返済額55,789,377円
たった1%の金利上昇で、総支払額が7,298,609円も増えてしまいます。
もう一つ、
金利上昇局面では頭金を納めなくてよいです。
なぜならば、一生懸命頭金を貯めている間に1%金利が上昇してしまったら、
729万円損してしまいますから。
逆に
金利下降局面では家づくりはあわてないことです。
慌てて高い金利の時にお金を借りるよりも、じっくり様子を見ましょう。
1%金利が下がったら729万円得しますから。
ですから
金利下降局面ではコツコツ頭金を貯めながら
じっくり家づくりを楽しんでください。
金利局面についてお伝えしてきましたが、住宅ローンは支払い期間が数十年に及ぶ為、
短期的な視点ではなく長期的に金利動向を読む必要がありますので、
信頼できるプロの方とじっくり相談されることをお勧めします。
決して目先の支払い額の少なさにとらわれて、「3年金利
固定ローン」などの将来不安を抱えてしまうようなローン
を組むことだけは避けてください。
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