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失敗しない家づくり 第七話

第七話

家とファイナンシャルプラン

第五話で、「家づくりの第一歩はファイナンシャルプラン」と書きました。日本で一生安心して生活していくために、私は住居費はもちろんですが、食費、衣服費、水道高熱費等の生活費、保険料、車輌費、教育資金、老後資金、預金といった、人生に関わるお金すべてのファイナンシャルプランを組み立てることをお勧めしています。

まずは住居費からですが、ご主人の年収を基本として、源泉徴収表の一番上に記載されている「支払金額の25%~35%が年間返済額の合計金額の適正支払い範囲です。細かくは年収によって差がありますので、信頼できる人にご相談いただくのがベストですが、上記の適正範囲の金額を毎月支払うのが困難と感じる場合は、他の支出項目を見直す必要があります。

具体的な方法として、まず生命保険があります。なかには高額な定期付きの死亡保険に加入している人もいるのですが、第一話でも書いたとおり、住宅ローンを組んで家を持てば、万一ご主人が亡くなった場合でも住宅ローンの支払いがなくなりますので、住居費が必要なくなります。

また、会社にお勤めで厚生年金に加入していれば、お子さんの養育用に遺族年金、奥様には老齢年金が支払われますので、死亡保障の必要額は生涯必要な資金から遺族年金、老齢年金を差し引いた額ととらえるべきでしょう。

そして医療保障ですが、一般的には入院一日あたり日額(5,000円~10,000円の保障が受けられ、一回の入院で給付される期間が120日以上あるものをお勧めしています。

医療保障で気をつけなければならないのは、給付日数は1,000日と勝てあっても、一回の入院では給付期間が60日、といった1入院の給付日数を限定してある保険の場合は、一つの病気での入院で60日を超えると、それ以降が給付されないので確認が必要です。

奥様とお子さんの保険では、基本的には死亡保障よりも医療保障に重点を置いて考えましょう。奥様とお子さんの死亡保障を考える場合は、積み立て式で、お子さんの学費保険としての利用が可能なものもありますので選択の対象にしてみてください。

私が、見てきたなかでも、保険の見直しをすることによって、家の頭金が捻出できたり、月々の支払いにゆとりができたりして、スムーズに家づくりが進んだ実例がたくさんあります。家づくりの際には必ずファイナンシャルプランを組み立ててみましょう。住宅ローン支払いのプレッシャーが軽くなりますよ。

次に家計で見直すべきものに、車の買い方があります。車は基本的には現金で買うのが望ましいですが、地方の場合は一家に2台、3台と必要になることも多いので、現金での購入が難しい場合は、JA・信金・銀行などの金利の低いローンを組んでください。ディーラーローンやリースで購入する場合は、金利を銀行などと比較して、金利が高い場合は避けましょう。車も目先の安さやし嗜好性にとらわれるのではなく、数年経っても査定価格の下がらないハイブリッドカーなどであれば数年後の買い替え時も有利になります。

最後に預金ですが、お子さんが大学在学中以外の時は年収の10%~15%は預金ができますので、「老後資金」と意識して預金しましょう。

さて、この話のまとめです。家計で最も大切なことは、収入から居住費・保険料・車・預金・教育資金を差し引いて、残りを生活費に充当することです。



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